台湾のプチ移住ガイド【2026年10月版】ビザ・部屋探し・格安航空券・スマホ・海外旅行保険|50代の1〜3か月滞在

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【2026年10月版】 本記事は2026年9月29日時点で確認できる公式情報(台湾の内政部移民署・外交部領事事務局・国家発展委員会、日本の外務省、日本台湾交流協会など)をもとにしています。条件は日本国籍・ICチップ付きの日本のパスポートを持つ方を前提としています。ビザや入国手続き、料金は予告なく変わることがあるため、渡航・申請前に必ず公式情報をご確認ください。

「海外に住んでみたいけれど、いきなり遠くの国は不安。まずは日本から近くて、食事も治安も安心できる場所で試したい」──そんな50代のプチ移住に、有力な候補になるのが台湾です。東京から飛行機で約3.5〜4時間、時差はわずか1時間。日本の仕事をリモートで続けながら暮らす「二拠点生活」の練習にも向いています。

日本のパスポートならビザなしで最長90日滞在でき、2025年1月にはデジタルノマドビザの受け付けも始まりました。一方で、ビザなし滞在は原則として延ばせないことや、1か月未満の「日租(デイリー貸し)」の部屋には違法なものがあることなど、台湾ならではの注意点もあります。

この記事では、50代の海外移住とノマドビザ【2026年9月最新】の中から「台湾」を深掘りし、1〜3か月の長期滞在に必要なビザ・入国手続き・部屋探し(月単位の賃貸)・航空券・スマホ・保険・生活費までを50代目線で整理します。

目次

この記事の要点

  • ビザなしで最長90日。 観光目的ならビザは不要です。ただし延長は原則不可で、帰りの航空券(または第三国行きの航空券)が必要です。
  • 入国前にTWAC(オンライン入国カード)を登録。 2025年10月1日から紙の入国カードは廃止され、到着の3日前から公式サイトで無料で登録できます。有料の偽サイトに注意しましょう。
  • 半年〜最長2年ならデジタルノマドビザ。 30歳以上は過去2年のいずれかの年で年収4万ドル(約640万円)以上、6か月間の平均残高1万ドル以上、滞在全期間の医療保険が条件で、6か月ごとに延ばして最長2年まで住めます。
  • 部屋は「ホテル・サービスアパートメント → 月単位の賃貸」の順で。 台北なら中山・大安・信義、物価を抑えるなら台中・高雄・台南も候補です。日単位・週単位で貸す無許可の部屋は違法になり得ます。
  • 生活費は「東京より安い」とは限らない。 Numbeoでは、台北の物価(家賃を除く)は東京より約5%高く、家賃は約33%低いという結果です。
台北の騎楼(アーケード)の歩道を地図を見ながら歩くパスポートおっさん

結論:滞在日数別・台湾のビザ早見表

まずは結論から。円換算は1台湾ドル(NT$)≒約5円(2026年9月上旬の概算)、1ドル≒160円で計算しています。

カフェで卓上カレンダーとパスポートを見比べて滞在日数を考えるパスポートおっさん
滞在したい期間 おすすめの方法 事前手続き ポイント
〜90日 ビザなし(査証免除) TWACの登録のみ(無料) 1〜3か月のプチ移住の本命。延長は原則不可
90日超(語学留学・親族訪問など) 停留ビザ(Visitor Visa) 台北駐日経済文化代表処などで事前申請 観光だけでなく具体的な目的と書類が必要
6か月〜最長2年(リモートワーク) デジタルノマドビザ 在外公館で申請(ビザなし入国後に台湾で申請する方法もあり) 30歳以上は年収4万ドル・平均残高1万ドル・医療保険
1〜3年(専門人材) 就業ゴールドカード 公式サイトからオンライン申請 就労も可能な4-in-1カード。分野ごとの要件が高め

ポイント: ビザなし滞在は観光・短期滞在のためのもので、台湾国内での就労はできません。90日ぎりぎりまで滞在して出国し、すぐ戻ることを繰り返すと、入国審査で滞在目的を詳しく確認されたり、入国を認められなかったりする可能性があります。オーバーステイは罰金や退去強制処分の対象です。

台湾のビザの種類

ビザなし(査証免除):最長90日

外務省の海外安全ホームページによると、日本人は90日以内(到着日の翌日午前0時から起算)の滞在であればビザなしで滞在できます(2026年9月時点)。主な条件は次のとおりです。

台湾の空港の入国審査エリアにスーツケースとパスポートを持って到着したパスポートおっさん
  • パスポートの残存期間は、日本のパスポートなら予定滞在日数以上あればよい(多くの国籍は6か月以上が必要なのに対し、日本人は緩和されています)
  • 帰りの航空券、または次の目的地への航空券(予約済み)を持っていること。航空会社のカウンターで提示を求められ、ないと搭乗を断られることもあります
  • 入国時に指紋と顔写真の登録がある

台湾の外交部領事事務局は、ビザなしの滞在期間は延長できないと明記しています。例外は、急病や自然災害などで出国できなくなった場合に限られます。「現地で気に入ったら延ばせばいい」という発想は通用しないので、最初から90日以内で帰る前提で計画しましょう。

90日を超える場合:停留ビザ(Visitor Visa)

中国語(華語)の語学学校に通う、家族を訪ねるなど、はっきりした目的があって90日を超えて滞在したい場合は、日本にある台北駐日経済文化代表処(東京)や各分処で停留ビザを事前に申請する方法があります。滞在期間や延長の可否はビザの種類・注記によって異なり、目的を証明する書類(語学学校の入学許可など)も必要です。申請前に代表処の案内で最新の条件を確認してください。

出発前に日本の自宅でビザの申請書類をそろえるパスポートおっさん

デジタルノマドビザ(2025年1月〜):6か月ごとに最長2年

日本の会社の仕事や海外のクライアントの仕事をリモートで続けながら、半年以上台湾に住みたい人の本命が、2025年1月に始まったデジタルノマドビザ(数位遊牧停留ビザ)です。台湾へのビザなし入国が認められている国の国籍者が対象で、日本人も申請できます。

台北のおしゃれなカフェでリモートワークをするパスポートおっさん
項目 デジタルノマドビザの主な条件(2026年9月時点)
対象 ビザなしで台湾に入国できる国の国籍者(日本人は対象)
収入 過去2年のいずれかの年の年収が、30歳以上は4万ドル(約640万円)以上、20〜29歳は2万ドル(約320万円)以上
残高 過去6か月の毎月の平均残高が1万ドル(約160万円)相当以上
保険 台湾滞在の全期間をカバーする医療・入院保険
滞在期間 1回6か月。6か月ごとに延長でき、合計で最長2年
申請先 日本から申請する場合は在外公館(台北駐日経済文化代表処など)。ビザなしで入国済みの人は、滞在期限の10営業日前までに台湾の外交部領事事務局などで申請

このビザは、あくまで海外の雇用主・取引先向けのリモートワークを前提にした「停留(短期滞在)」のビザです。台湾の会社に雇われて働く場合は別途の許可が必要です。申請料や必要書類の細かい条件は、外交部領事事務局と国家発展委員会の公式Q&Aで確認しましょう。

就業ゴールドカード:専門人材向けの1〜3年

就業ゴールドカードは、居留ビザ・就労許可・外国人居留証・再入国許可が1枚になった「4-in-1」のカードです。有効期間は1〜3年で、台湾で自由に就職・転職・副業ができる「オープンな就労許可」がつきます。

台北のビジネス向けコワーキングスペースでカードを手に自信を見せるパスポートおっさん

対象は科学技術、経済、金融、デジタルなど13の分野で、たとえばデジタル分野では月給16万台湾ドル(約80万円)以上などの要件があります。プチ移住向けというより、専門分野の実績がある人向けの制度です。

50代向けのリタイアメントビザは?

台湾には、タイの「リタイアメントビザ」やマレーシアの「MM2H」のような、50歳以上向けの年金・リタイアメント専用ビザは用意されていません(2026年9月時点)。働かずに長く暮らしたい場合も、まずはビザなし(90日以内)の滞在で試してみるか、目的に合った停留ビザ・居留ビザを代表処に相談することになります。リタイア後の長期滞在を重視するなら、タイのプチ移住ガイドもあわせて比較してみてください。

台湾の河川敷の公園で朝の散歩を楽しむパスポートおっさん

入国前の手続き

TWAC(台湾オンライン入国カード)は無料

2025年10月1日から、台湾の紙の入国カードは廃止され、TWAC(Taiwan Arrival Card)のオンライン登録に一本化されました。ビザなし入国の人も対象です。

出発前に自宅のノートパソコンで入国カードを入力するパスポートおっさん
  • 公式サイト: twac.immigration.gov.tw(内政部移民署)
  • 登録できる時期: 到着の3日前から
  • 費用: 無料
  • 入力内容: パスポート情報、便名、滞在先の住所など

内政部移民署は、TWACを装った偽サイトや、登録を代行して手数料を取るサイトに注意するよう繰り返し呼びかけています。検索結果の広告から入らず、公式のURLを直接入力して登録しましょう。

e-Gate(自動化ゲート)は使える?

台湾の空港には自動化ゲート(e-Gate)がありますが、移民署の案内(2026年2月)では、外国人で利用できるのは有効な居留証を持つ人などに限られています。ビザなしで入国する日本人の短期滞在者は、原則として有人の審査カウンターに並ぶと考えておきましょう。

台湾の空港の到着ロビーをスーツケースを引いて歩くパスポートおっさん

持ち込みの注意

外務省は、肉製品などの持ち込み禁止品と、電子たばこの全面禁止(加熱式たばこにも持ち込みの制限があります)に注意するよう呼びかけています。日本から肉まんやソーセージ、ジャーキーなどを手土産に持っていくのは避けましょう。

出発前にスーツケースの中身を確認するパスポートおっさん

1〜3か月住む部屋の探し方

まずはホテル・サービスアパートメントで2週間

台湾では、許可を得ずに部屋を日単位・週単位で貸すことは旅館業の無許可営業にあたります。現在の法律(發展觀光條例)では、貸主への罰金は10万〜200万台湾ドルで、台北市は2026年1月から、営業をやめない違法な宿に断水・断電などの措置をとる手順も定めています。いわゆる「日租套房」に泊まると、突然の退去やトラブルの際に守られないリスクがあります。

台北のサービスアパートメントにチェックインするパスポートおっさん

そのため、1〜3か月のプチ移住では次の順番が安全です。

  1. 最初の1〜2週間: 許可を受けたホテルや、長期滞在割引のあるサービスアパートメントに泊まる
  2. その間に内見: 住みたいエリアを歩き、交通・スーパー・騒音を確認する
  3. 1か月以上の賃貸へ: 家具付きの「套房(バス・トイレ付きのワンルーム)」や1LDKを月単位(月租)で借りる(探し方は下の「マンスリーでコンドミニアムを借りる方法」で紹介)

日本人・ノマドに人気のエリア

台北の住宅街を地図を見ながら歩いてエリアを確かめるパスポートおっさん
エリア 特徴 注意点
台北・中山 日本料理店や日本語が通じる店が多く、MRTで移動しやすい。初めての人向け 繁華街の近くは夜まで人通りが多い
台北・大安 大安森林公園や永康街があり、落ち着いた住宅街。カフェも多い 人気エリアで家賃は高め
台北・信義 台北101周辺の新しい街並みで、商業施設が充実 家賃は市内でも高い水準
台中 気候が比較的穏やかで、台北より家賃を抑えやすい MRTの路線が少なく、移動はバスや車が中心
高雄 冬も暖かく、MRTがあり港町の開放感がある 夏の暑さが厳しい
台南 古都の街並みと食文化が魅力。のんびり暮らしたい人向け 公共交通が少なく、移動手段の確保が必要

家賃の目安として、Numbeoの利用者投稿データ(2026年9月)では、台北中心部の1ベッドルームが月約2万8,200台湾ドル(約14万円)、郊外が約1万5,400台湾ドル(約7.6万円)です。設備の簡素な套房ならこれより安い物件もありますが、築年数や立地で大きく変わるので、あくまで目安として考えてください。

契約のチェックポイント

大家さんと賃貸契約の書類を確認するパスポートおっさん
  • 敷金(押金): 1〜2か月分が一般的な目安で、法律上の上限は家賃2か月分です(30日以上の住居用の契約の場合)。退去時の返金条件(清掃費・原状回復)を契約書で確認する
  • 電気代: 家賃とは別に、メーターの使用量に応じて請求する物件が多い。1度(kWh)あたりの単価を事前に確認する。夏はエアコン代がかさみやすい
  • 契約期間と費用の範囲: 月単位の契約ができるか、途中解約の条件、管理費・インターネットが家賃に含まれるかを確認する
  • 契約書: 中国語のみの場合が多いので、翻訳アプリで条項を確認し、わからない点はその場で質問する

50代へのアドバイス: 台北の冬(12〜2月)は雨が多く、気温以上に肌寒く感じます。暖房のない部屋も多いので、冬に住むなら除湿機や電気ヒーターの有無も確認しましょう。暖かさを重視するなら、冬は高雄など南部を選ぶのも一つの方法です。

台北の月租マンションのバルコニー際でノートパソコン作業をするパスポートおっさん

Agoda(アゴダ)

台湾で最初の1〜2週間の宿を探すならこちら。台北・台中・高雄のホテルやサービスアパートメントを比較でき、長期滞在向けの割引がある宿も見つかります。

Agodaで宿泊先を探す

マンスリーでコンドミニアムを借りる方法

最初の1〜2週間をホテルで過ごして街の感覚がつかめたら、次は「暮らす部屋」探しです。日本語で仲介をしている台湾賃貸.comによると、台湾の賃貸は基本的に1年契約からで、半年などの短期契約は家賃が2〜3割高く、選べる物件もかなり限られます。1〜3か月の滞在なら、最初から「1か月から借りられる部屋」を探すのが近道です。ここでは、日本語で探せるサービスから現地の定番サイトまで、月単位で借りやすい5つを紹介します(2026年10月時点の情報です)。

台湾・台北の月租マンションを内見するパスポートおっさん

まず知っておきたい「30日」のルール

上で触れたとおり、許可なく部屋を日単位・週単位で貸すのは違法です。一方で、台湾の賃貸住宅の法律(租賃住宅市場發展及管理條例)は、30日未満の賃貸や、旅行が目的の賃貸には適用されません。逆に言えば、住むための30日以上の契約なら、敷金(押金)は家賃2か月分までといった、借り手を守るルールの対象になります。

ポイント: 「1泊いくら」「1週間いくら」で募集している部屋は避けて、30日以上の書面の契約を結べる部屋を選びましょう。大手の予約サイトに載っている部屋でも、許可を得ているとは限りません。

まずは、主なサービスの違いを表で比べてみましょう。

サービス 日本語 種類 借りられる期間 こんな方に 費用で確認したい点
Airbnb あり 予約サイト 28泊以上は長期滞在の扱い はじめての方、最初の1か月 サービス料あり(総額は予約前の料金内訳で確認)
Blueground 日本語ページあり 家具付きのサービスアパート(台北のみ) 通常29泊から ホテル感覚で暮らしたい方 保証金・予約手数料・光熱費(定額)・退去時の清掃料
PAPAGO あり 日系の仲介会社(台北) 1か月から借りられる物件あり 日本語で短期の部屋を探したい方 手数料34,800円から(ネットで決めるプラン)+営業税など
台湾賃貸.com あり 日本語の賃貸情報サイト+仲介 マンスリーマンションあり(通常は1年契約) 契約から入居後まで日本語で任せたい方 仲介手数料・敷金(金額は問い合わせで確認)
591租屋網 なし(中国語) 台湾最大級の賃貸サイト 物件ごと(「可短租」の表示あり) 中国語に抵抗がなく、家賃を抑えたい方 家賃に含まれる費用は物件ごとに表示

※制度・料金は変更される場合があります。料金や条件は物件ごとにも異なるため、最新の情報は各サイトでご確認ください。

Airbnb(エアビーアンドビー)

日本から日本語で予約して、最初の1か月の住まいを確保したい方には、Airbnbの長期滞在(1か月以上)が手軽です。

  • 日本語の「台湾の長期滞在先」ページ: 1か月以上の滞在向けに、キッチンやアメニティ・設備がそろった家具付きの宿泊先を集めたページがあります。台北だけのページもあります。
  • 月ごとの分割払い: 28泊以上の予約では、初月分を払い、残りは月払いです。2回目以降は各支払い期間の10日前に請求され、料金は予約したときに固定されます。
  • ホストへの送金はチェックインの後: 初月分は前払いですが、ホストへの送金はチェックインの24時間後まで保留されます。
  • 仕事向けの部屋を探しやすい: Wi-Fiと仕事専用スペースを備えた、リモートワーク向けの宿泊先が紹介されています。
  • レビューと24時間のサポート: ほかのゲストのレビューを確認でき、24時間365日のサポートもあります。
  • 月割の物件がわかる: ホストが月割を設定している場合、割引後の料金が検索結果と料金の内訳に表示されます。

注意: サービス料がかかり、料金の体系は物件によって違うので、総額は予約前の料金内訳で確認しましょう。28泊以上の予約には長期滞在向けのキャンセルポリシーが適用され、旅行が始まってからキャンセルすると、翌月分の料金は返金されません。大手のサイトだからといって、すべての部屋が合法とは限りません。日単位・週単位で貸していないか、賃貸の契約を結べるかを予約前にホストに確認しましょう。

公式サイト:Airbnb(エアビーアンドビー)

Blueground(ブルーグラウンド)

ホテルのような手軽さで家具付きのアパートに住みたい方には、家具付きのサービスアパートを運営するBluegroundがあります(台北では現地のライセンシーが運営)。

  • 通常29泊から: 台北の家具付きアパートは、通常29泊から借りられます。
  • 外国人もオンラインで予約: 外国人でもサイトから月単位で予約できるとしています。日本語のページもあります。
  • 光熱費・Wi-Fi込み: 光熱費は契約で決まる定額制で、高速Wi-Fiも込みです(Blueground管理の物件。使いすぎた分は追加で払います)。
  • 設備の整った部屋: 洗濯機やジム、バスタブがある物件もあります。中山区・信義区・内湖区・中正区などに物件があります。
  • 修理はアプリで依頼: 修理の連絡は専用アプリで受け付け、平日9〜18時の対応に加えて、緊急時は24時間電話がつながります。
  • 延長や早めの退去もできる: 最短の期間を過ぎれば30日前の通知で退去でき、空きがあれば延長もできます。

注意: 家賃は日付を入れると表示される仕組みです。保証金のほか、予約手数料や退去時の清掃料などがかかります。入居前にキャンセルすると、15日以上前なら家賃の半月分、15日を切ると1か月分がかかります。物件は台北市内だけで、日本語でサポートを受けられるかは確認できませんでした。

公式サイト:Blueground(ブルーグラウンド)

PAPAGOお部屋探し支援室

日本語で相談しながら、1か月から借りられる部屋を探したい方には、台北に現地オフィスがあるPAPAGOお部屋探し支援室が心強い存在です。

  • 日本語で相談できる: 台北の現地オフィスのほか、LINEやメールでも日本語で相談できます。
  • 短期で借りられる物件が多い: 短期契約ができる物件が多いのが特徴で、1か月から借りられるマンスリータイプのレジデンスやホテル式の部屋も載っています。
  • 日本にいながら内見: スタッフが物件に出向き、LINEやSkypeで中継してくれる「バーチャル内見」のプランがあります。
  • 到着した日から入居できる: ネットで見て決めるプランなら、渡航前に部屋を決めて、到着初日から入居できます。
  • 日本語のスタッフが内見に同行: 同行プランでは、日本人か日本語が堪能な台湾人のスタッフが、一般的に3〜6件の物件を案内してくれます。
  • 料金表を公開: プランごとの手数料をサイトに載せていて、手数料はすべて領収書を出してもらえます。台北市の不動産仲介の同業組合(公會)の会員です。

注意: 手数料は、ネットで見て決めるプランが34,800円から(台北市の中山・中正・大安・大同区の場合。ほかのエリアは加算、別途営業税5%など)、内見同行プランは家賃1か月分+手配料1万円です。ネットで決めるプランは原則として家賃2万台湾ドル未満の物件が対象で、超える場合は手数料が加算されます。同社自身も「短期で借りられる物件はとても少ない」と説明しているので、早めに相談しましょう。

公式サイト:PAPAGOお部屋探し支援室

台湾賃貸.com

契約から入居後まで日本語でサポートしてほしい方には、台北市・新北市の物件を日本語で紹介している台湾賃貸.comがあります。

  • 現地の物件を日本語で探せる: 現地の不動産会社26社が毎日物件を載せていて、台北市・新北市の賃貸物件ならほぼすべて仲介できるとしています。
  • 日本人スタッフが担当: 物件の案内から入居後のアフターフォローまで日本語です。台湾の不動産仲介の資格を持つ日本人スタッフも在籍しています。
  • 家具付きですぐ住める: 部屋は家具付きで、契約したらすぐに入居できるとしています。
  • 個人ならパスポートだけで契約: 個人で契約する場合、用意するのはパスポートのみです。日本から契約する方法も案内しています。
  • ネットの手配も無料: インターネットやケーブルテレビの申し込みを追加料金なしで手配し、銀行口座の開設や携帯電話の契約もサポートしています。
  • マンスリーマンションも紹介: 着いたその日から住めて、寝具や食器もそろったマンスリーマンションを紹介しています。同社の説明では、費用の目安は月3万台湾ドルからです。

注意: 契約時に仲介手数料と敷金がかかります(金額はサイトに書かれていないので、問い合わせで確認しましょう)。同社は「1年契約で借りて途中で解約する」方法も紹介していますが、違約金(例として家賃1か月分)がかかる前提です。3か月以内の滞在なら、マンスリーマンションのほうがシンプルです。

公式サイト:台湾賃貸.com

591租屋網

中国語に抵抗がなく、家賃を抑えたい方は、台湾の人が部屋探しに使う定番サイトの591租屋網をのぞいてみましょう。

  • 物件数が多い: アプリの説明によると、賃貸物件は8万件を超えます。
  • 駅や地図から探せる: 区、MRTの路線・駅、学校、商圏から探せて、地図で探す機能もあります。物件ごとに最寄り駅からの距離も表示されます。
  • 部屋のタイプで絞り込める: 「整層住家(一戸まるごと)」「獨立套房(バス・トイレ付きのワンルーム)」「分租套房」「雅房(バス・トイレ共用の個室)」などに分かれています。
  • 家賃に含まれる費用で絞り込める: 管理費・水道代・電気代・ネット代などが家賃に含まれる物件を選べ、一覧にも「含管理費等」「有額外費用」と表示されます。
  • 短期OKや手数料なしの物件がわかる: 「可短租(短期OK)」「屋主直租(大家さんが直接募集)」「免服務費(手数料なし)」といった表示があります。
  • 無料のアプリで直接連絡: アプリは無料で、気になる物件の大家さんや仲介会社とアプリのメッセージでやりとりできます。

注意: サイトもアプリも中国語(繁体字)のみで、やりとりも中国語が基本です。ブラウザの翻訳機能を使うと読みやすくなります。1年契約を前提にした物件が多く、短期OKの物件は一部です。写真だけで決めず、内見して契約書を確認するまでは、お金を振り込まないようにしましょう。

公式サイト:591租屋網

借りるまでの5ステップ

  1. 条件を決める: 期間(1〜3か月)、エリア、予算(家賃+電気代など)を決めます。エリアは上の「日本人・ノマドに人気のエリア」の表を参考にしてください。
  2. 日本から候補を探す: AirbnbやBluegroundで相場をつかみ、日本語で相談したいならPAPAGOお部屋探し支援室や台湾賃貸.comに問い合わせます。591租屋網では「可短租」の物件を探します。
  3. 最初の1〜2週間は許可のある宿に泊まる: その間に住みたいエリアを歩き、MRTの駅やスーパーまでの距離、騒音を確かめます。
  4. 内見する: 自分で見に行くか、日本語の仲介会社の内見サービスを使います。エアコン、給湯、Wi-Fiの速さ、洗濯機、冬なら除湿機や暖房の有無もチェックしましょう。
  5. 30日以上の契約を書面で結ぶ: 敷金(押金)の額と返金の条件、電気代の単価、途中で出るときのルールを確認します。入居したら、部屋の中と電気メーターの写真を撮っておきましょう。

だまされないための5つのチェック

  1. 「1泊いくら」「1週間いくら」で募集している部屋は選ばない
  2. 内見(またはビデオ通話での内見)と契約書の確認より前に、お金を振り込まない
  3. 「大家は海外にいるので、鍵を送るから先に振り込んで」という相手とは取引しない
  4. 写真が最近のものか、動画やビデオ通話で今の部屋の様子を確かめる
  5. 敷金(押金)が家賃2か月分以内か、返金の時期と差し引かれる条件が契約書に書いてあるかを確かめる

最初の1か月はAirbnbやBluegroundのように予約から支払いまでサイトで済むところで暮らしてみて、街に慣れたら日本語の仲介会社や591租屋網で次の部屋を探す、という順番なら失敗しにくいはずです。家賃の安さより「30日以上の契約を結べるか」を優先して、台湾での「暮らし」を楽しんでください。

日本からの格安航空券

台湾は日本から直行便が非常に多い国・地域のひとつです。台北の桃園国際空港を中心に、羽田からは台北市内に近い松山空港行きの便もあり、南部の高雄国際空港や、路線によっては台中への便もあります(季節により変動)。

日本の空港の搭乗口から台湾行きの飛行機を眺めるパスポートおっさん
  • フルサービス: JAL、ANA、チャイナエアライン、エバー航空、スターラックス航空など
  • LCC: Peach、タイガーエア台湾など
  • 出発空港: 成田・羽田・関西・中部・福岡・那覇・新千歳のほか、地方空港発の路線もある(季節運航・運休あり)
  • 所要時間の目安: 東京から約3.5〜4時間、大阪から約3〜3.5時間、福岡から約2〜2.5時間、那覇から約1.5時間

高い時期・安い時期

高くなりやすいのは、日本のゴールデンウィーク・お盆・年末年始と、台湾の旧正月(春節、例年1月下旬〜2月中旬)の前後です。清明節(4月上旬)、端午節、中秋節、国慶日(10月10日)の連休も混み合います。こうした時期を外した平日発は、比較的安い運賃が見つかりやすくなります。なお、7〜10月は台風シーズンで、欠航や遅延が起きやすい点も頭に入れておきましょう。

片道航空券だけでは入国できないことも

ビザなし入国には、帰りの航空券または第三国行きの航空券が必要です。滞在期間がまだ決まっていない場合は、日付変更ができる運賃で90日以内の帰国便を押さえておくと安心です。また、日本出国時には国際観光旅客税(出国税)がかかり、2026年7月から1人3,000円に引き上げられています(通常は航空券代に含めて徴収されます)。

スマホ・ネット(ahamo+台湾の現地SIM)

1〜3か月の台湾滞在なら、「最初の2週間はahamo → 落ち着いたら現地SIM」という組み合わせがおすすめです。

台湾の携帯ショップで現地SIMを開通するパスポートおっさん

ahamo:到着直後から使え、日本の番号も維持できる

NTTドコモのahamoは、月30GBで月額2,970円(税込)。海外91の国・地域で、月30GBまで追加料金なしでデータ通信ができ、台湾も対象です(2026年9月時点・公式サイトで確認)。

ただし、海外で最初にデータ通信を使った日から15日を過ぎると、海外での通信速度が制限されます。そのため、ahamoは「到着から2週間ほどのつなぎ」と、「滞在中ずっと日本の電話番号を維持して、銀行やカードのSMS認証を受け取るための回線」として使うのが現実的です。

現地SIM:3大キャリアの旅行者向けプリペイド

台湾の主な携帯会社は、中華電信、台湾大哥大(Taiwan Mobile)、遠傳電信(FarEasTone)の3社です。いずれも旅行者向けのプリペイドSIMを用意しています。

  • プラン: 中華電信の旅行者向けプリペイドは、3日〜30日のデータ無制限プランなどがあります。2026年9月時点で公式サイトに掲載されている料金表では、30日プランが1,000台湾ドル(約5,000円、通話分つき)です(目安・変更の可能性あり)
  • 購入場所: 桃園空港など主要空港の到着ロビーのカウンター、または各社の直営店
  • 本人確認: パスポートに加えて、もう1点の身分証(日本の運転免許証など。認められる書類は各社の案内で確認)が必要です
  • eSIM: 旅行者向けにeSIMで提供しているかどうかは会社・時期によって異なるため、各社の公式サイトで確認してください
  • チャージ: 中華電信の旅行者向けプランは、開通後にデータプランを追加して延長することができません。30日を超える場合は、プランの買い直しや、通常のプリペイドSIMへの切り替え(コンビニなどでチャージ)を検討しましょう

デュアルSIM対応のスマホなら、ahamoと台湾のSIMを同時に使え、日本のSMSを受け取りながら現地回線で通信できます。

海外旅行保険と医療

クレジットカード付帯の海外旅行保険は、多くが出発から最長90日までで、航空券などをカードで支払うことが条件の「利用付帯」も少なくありません。90日を超える滞在や、補償を厚くしたい場合は、出発前に長期滞在向けの海外旅行保険に加入しておきましょう。デジタルノマドビザを申請する場合は、滞在全期間をカバーする医療・入院保険が必須です。

台湾のクリニックの受付で保険証を手に相談するパスポートおっさん

台湾の公的医療保険(全民健康保険)は、居留証を持ち、原則として居留して6か月以上などの条件を満たした外国人が対象です。ビザなしや停留ビザの短期滞在者は加入できないため、現地の医療費は全額自己負担になります。

日本台湾交流協会が公開している医療機関リスト(台北事務所管内、令和6年9月現在)では、国立台湾大学医学院附設医院、馬偕紀念医院、台北医学大学附設医院、国泰綜合医院などに、日本語を話す医師やスタッフ、日本語窓口などの記載があります。対応できる曜日や時間は変わるため、受診前に確認しましょう。

日本の国民健康保険に加入したまま渡航した場合は、「海外療養費」の制度で、現地で払った医療費の一部を帰国後に請求できます。ただしいったん全額を自己負担する後払いで、支給額は日本の基準額までです。海外転出届を出すと国民健康保険の対象外になる点にも注意しましょう。

エポスカード

年会費無料で、90日以内の台湾プチ移住に備えて海外旅行傷害保険を用意したい人向け。利用付帯のため、出発前に航空券などをカードで支払う条件を公式サイトで確認してください。

エポスカードの申し込みを見る

台湾の生活費は?台北と東京を比較(Numbeo)

「台湾は物価が安い」というイメージがありますが、台北の生活費は東京とあまり変わらないのが実情です。世界の生活費データベース「Numbeo」で、東京と台北を比べてみました。

項目 東京 台北
単身者の1か月の生活費(家賃を除く) 約139,700円 約134,800円
1ベッドルームの家賃(中心部) 約198,100円 約139,700円
1ベッドルームの家賃(郊外) 約107,100円 約76,200円
安い食堂での1食 約1,200円 約700円
公共交通の月間パス 約10,000円 約5,900円
  • 物価(家賃を除く)は、台北のほうが東京より約5.1%高い
  • 家賃は、台北のほうが約32.9%低い
  • 外食(レストラン価格)は、台北のほうが約7.7%低い(一方で食料品は約18.6%高い)
  • 東京で74万円の生活水準を保つには、台北で約69万1,100円が必要(家賃込みで比較)

出典:Numbeo(東京と台北の比較、2026年9月24日時点のユーザー投稿データ)。数値は利用者の投稿にもとづく目安です。

50代の単身者が台北で暮らす場合、郊外寄りの部屋(約7.6万円)と家賃以外の生活費(約13.5万円)を合わせると、月21万円前後がひとつの目安になります。屋台や食堂中心の食事、MRTとバスでの移動に慣れれば抑えられますが、日本食や輸入食品にこだわると東京並みにかかると考えておきましょう。

夜市の屋台で台湾料理を前に生活費をメモするパスポートおっさん

よくある質問(FAQ)

Q1. 日本人は台湾にビザなしで何日滞在できますか?

A. 観光目的なら、到着日の翌日から数えて90日以内の滞在はビザが不要です(2026年9月時点)。帰りの航空券または第三国行きの航空券が必要で、入国前にTWACの登録(無料)が求められます。

Q2. ビザなしの90日を延長することはできますか?

A. 原則としてできません。外交部領事事務局は、急病や自然災害などで出国できない場合を除き、ビザなし滞在は延長不可としています。90日を超えたい場合は、目的に合ったビザを事前に取得しましょう。

Q3. ビザなし滞在中に、日本の会社の仕事をリモートでしてもいいですか?

A. ビザなし滞在は観光・短期滞在が目的で、台湾国内での就労はできません。海外の雇用主・取引先向けのリモートワークを前提に半年以上住みたい場合は、デジタルノマドビザを検討するのが確実です。

Q4. デジタルノマドビザは50代でも申請できますか?

A. 年齢の上限はなく、30歳以上なら過去2年のいずれかの年で年収4万ドル以上、6か月間の平均残高1万ドル以上、滞在全期間の医療保険などが条件です。滞在は1回6か月で、6か月ごとに延ばして最長2年まで住めます。

Q5. TWACは有料ですか?

A. TWACの登録は無料です。公式サイト(twac.immigration.gov.tw)から、到着の3日前以降に登録できます。手数料を請求する偽サイトや代行サイトがあるため注意してください。

Q6. 台湾でAirbnbなどの短期貸しの部屋に泊まっても大丈夫ですか?

A. 許可のない部屋を日単位・週単位で貸すことは違法とされ、台北市は貸主に罰金を科しています。トラブル時に守られないリスクがあるため、最初は許可を受けたホテルやサービスアパートメントに泊まり、長く住むなら月単位の賃貸契約を結びましょう。

Q7. 台湾で1か月だけマンションやコンドミニアムを借りることはできますか?

A. できます。台湾の一般的な賃貸は1年契約が基本なので、最初から「1か月から借りられる部屋」を探すのが近道です。Airbnbの長期滞在(28泊以上)、通常29泊から借りられるBlueground、日本語で相談できる仲介会社などで探せます。許可のない日単位・週単位の貸し部屋とは区別して、30日以上の書面の契約を結びましょう。くわしくは「マンスリーでコンドミニアムを借りる方法」で紹介しています。

さいごに

台湾は、ビザなし90日・直行便が豊富・時差1時間と、日本の50代が「初めてのプチ移住」を試すのにとても向いた場所です。日本語が通じる店や医療機関も比較的見つけやすく、言葉や食事の不安が少ないのも魅力です。

夕暮れの台北の川沿いを満ち足りた表情で歩くパスポートおっさん

一方で、ビザなし滞在は延長できず、台北の生活費は思ったほど安くありません。まずは90日以内で台北や高雄に住んでみて、気に入ればデジタルノマドビザで半年〜2年の滞在へ進む、という段階的な進め方がおすすめです。同じく近場でビザなし90日の国と比べたい人は、韓国のプチ移住ガイド(近日公開予定)もあわせて読んでみてください。

参考資料(政府・公的機関の公式情報)

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